ユニークな炎(フレーム)を創造するという理念のもと、1985年に生まれたアウトドアブランド「UNIFLAME」(ユニフレーム)。
火器を中心に「日本人が使う道具は、日本人が作るべき」という考えから、地場の強みを活かし金属加工の町、新潟・燕三条から毎年新たな製品を生み出しています。
ツーバーナー、シングルバーナー、焚火台など「炎」に関わる製品を中心に、近年では独自の構造を持つタープからテントまでラインナップも年々広がっています。
その製品開発の要となっているのが「品質・価格・供給」の3本柱。コストをかけて高品質なものを作る「工芸品」ではなく、ユニフレームの製品は「安く、大量に作る」まさに「工業製品」。
ブランドよりも品質への強いこだわりから、ブランドイメージを高める広告宣伝よりも、新たな商品開発や品質の良い製品を生み出すための金型や加工機械に投資をしています。その製品の質へのこだわりのためかブランドロゴが入っていない製品もあるとのこと。その堅牢さから長く使えるブランドとしても知られ、ユーザーの高い評価を得ています。
会社の設立は上越新幹線が上野駅に乗り入れした1985年。この年カセットガスを使用する工芸用トーチ「ユニトーチ」を発売。
1987年には冬の釣り場に向けて、携帯用のガスヒーター「ワーム」を発売。
このモデルは2回のモデルチェンジを経て、現在も「ワームII RED」として発売しています。
90年代のオートキャンプブームの前夜1989年。初のカセットガスを使用したキャンプ用ツインバーナー「US-2000」を発売。このモデルも、その設計思想はそのまま現在の「US-1900」に引き継がれています。
1991年にはスライド収納式のガスランタン「UL-1100」を発売。
1992年には卓上で 使える炭焼きグリルの代名詞ともなる「ユニセラTG-1500」が登場。
これまで野外でご飯を炊くのは飯盒と決まっていた1994年には、「だれでも美味しくご飯が炊ける」を開発テーマにしたスタッキング調理器具「fan5」を発売。
1996年に焚火台「ファイアスタンド」を発売。この製品発売以降、国内のキャンプ場で焚火をする場合は「焚火台」で行うことがルールとなりました。
2001年にはこれまでの鋳物製よりも扱いやすい黒皮鉄板製の「ダッチオーブン」を発売。
2007年には、これまでの火器製品にテントが加わります。非対称設計という新しい形の「REVO」テント。テントに続いて2008年には「REVOタープ」も登場。
2016年には折りたたみ式かまど「薪グリル」を発売。薄くコンパクトに収納ができて、ダッチオーブン調理も可能なことから人気に。
以降、こうした製品の周辺製品や、毎年新たなバリエーションを加え、年々その幅を広げアウトドアファンを魅了しています。
ユニフレームウェブサイトのブランドメッセージには次のように書かれています。「自然への畏敬を古くからの伝統としているこの国でアウトドアの楽しさを引き出す炎を絶えず燃やし続けたいと私たちは願っています。」