愛犬と一緒にキャンプをしてみたいけど、最初の一歩が踏み出せない・・・
そんな方へ向けて、犬連れキャンプの始め方・楽しみ方を全6回に分けて連載していきます!
全6回の連載スケジュールは以下の通り。
- どんな人たちがどんなきっかけではじめたか?楽しみ方、最初の一歩の踏み出し方
- 犬連れキャンプの道具選び
- キャンプ場選びのコツ
- スケジュール(過ごし方、犬の健康管理、犬とのアクティビティ)
- 注意・マナー(対人関係、犬同士関係)←今回はコチラ
- 応用編(飼い犬への配慮、トレーニング、キャンプに向いている犬)
- 愛犬とキャンプに行きたいけど、うるさくしないか不安
- 周りに迷惑かけたくない・・・
- どの程度の無駄吠えなら許されるの??
今回は以上のお悩みを解決します!
実は我が家も犬連れキャンプを始めた当初は同じような悩みを抱えて不安でした。
普段は吠えませんが、他の犬が近づいた時やかまって欲しい時、野生動物の音が聞こえた時には吠えてしまうんです・・・
このように環境が変わると多少吠えてしまうことはあります。
実は犬嫌いな人や犬連れキャンプに対して良く思わないキャンパーは少なからずいるので、愛犬とのキャンプは常に周りに注意を払う必要があります!
なぜならマナーを守らないことで他のお客さんと実際にトラブルになっている事例もあるからです。
我が家は年間30泊ほど愛犬と一緒にキャンプに行っています。
愛犬ができるだけ吠えないような対策もしています。
この記事を読むと他のキャンパーとのトラブルを未然に防ぐことができます。
また飼い主も愛犬も快適に過ごすことができます。
犬連れキャンプ|無駄吠えはどの程度までなら許される?
結論を言うと、少しでも吠えさせてはいけません。なぜなら、犬を見るのも嫌と言う人もいるからです。当然そのような人は少しでも吠えるのはイヤなはずです。
とはいえ、絶対に吠えないという保証はありません。もし吠えたらすぐにやめさせる日々の躾けが必要。また常に吠えさせてはいけないという意識を持ちましょう。
うるさいだけじゃない!犬連れキャンプで飼い主が守るべき5つのマナー
犬連れキャンプに行くなら最低でも以下5つのマナーは守りましょう。
- 無駄吠え
- ノーリード
- 排泄物の処理
- ブラッシング
- ペット立ち入り禁止エリアへの侵入
1、無駄吠え
無駄吠えは1番守るべきマナーです。
早朝や深夜、また長時間にわたる無駄吠えは本当にやってはいけません。
愛犬が吠えたらすぐにやめさせ、言うことを聞かない場合はお散歩に連れて行くなど気を紛らわせましょう。
日頃から吠えやすい愛犬は特に注意が必要です。
自信がない場合は一緒にキャンプに行かないという選択肢も考えた方がいいでしょう。
2、ノーリード
ノーリードとは愛犬を係留せずフリーな状態にすることです。
各区画が柵に覆われているサイト以外は必ず係留するようにしましょう。
「うちの愛犬は絶対に離れないから大丈夫」という人もいますが、犬が苦手な人からすると気が気ではありません。
主観的に判断せず、常に周りのことを最優先に考えましょう。
3、排泄物の処理
排泄物はそのままにせず必ず処理しましょう。
- おしっこをしたら必ず水をかける
- うんちをしたら必ず回収する
撤収して帰る際には1度サイト内を確認するようにしましょう。
飼い主が見ていない時に排泄していることはよくあります。
場所によってはうんちはゴミとして捨てれないキャンプ場もあるので要注意です。
4、ブラッシング
キャンプ場でのブラッシングは控えるようにしましょう。ブラッシングをすると毛が隣のサイトへ飛んで行きます。例え犬好きでも毛が飛んできていい気分な人はいません。
ブラッシングをするなら自宅でしましょう。
換毛期はブラッシングをしなくても毛が抜けてしまいます。帰る際は必ず回収しましょう。
5、ペット立ち入り禁止エリアへの侵入
キャンプ場のペット立ち入り禁止エリアには侵入しないようにしましょう。
管理棟や子供たちが遊ぶ広場などが立ち入り禁止になっている場合が多いです。
我が家がしている愛犬の2つの無駄吠え対策
我が家の愛犬も全く吠えないわけではありません。
管理人さんが話しかけて来た時や野生動物の音が聞こえて来た時は吠えてしまいます。
そんな我が家が実践している無駄吠え対策を2つご紹介いたします。
- キャンプ場に行く前はできるだけ遊ばせる
- 愛犬を飽きさせない
我が家はやっていませんが、口輪をする方法もあります。
口輪なら物理的に無駄吠えを防止できます。
いきなり付けると嫌がるので、事前に慣れさせる必要があります。
1、キャンプ場に行く前はできるだけ遊ばせる
キャンプ場に行く前はできるだけ遊ばせることをオススメします。
なぜなら元気が有り余っていると遊んで欲しくて吠えることがあるからです。
我が家ではキャンプに行く前は必ずドッグランや登山に行くようにしています。
ある程度疲れていると要求吠えも少なく、夜もすぐに寝てくれます。
2、キャンプでは愛犬を飽きさせない
キャンプで愛犬を飽きさせないためには、ノーズワークマットやコング、ガムがオススメ。
30分〜1時間ほどは遊んでくれるので退屈凌ぎになります。
特にノーズワークは愛犬のストレス発散にもなるのでオススメです。
愛犬にとってテントを設営したりご飯を作ったりしている間は退屈な時間。
退屈にさせてしまうのもまた吠える原因の1つです。
うるさく吠える愛犬にオススメのキャンプ場3選
うるさく吠えてしまう愛犬のトラブルを未然に防ぐためには、キャンプ場選びも重要。
キャンプ場を選ぶ際には以下の3点を考慮しましょう。
- 犬連れキャンパーがメイン
- ドッグラン付き
- 人が少ない時期や場所を選ぶ
1、犬連れキャンパーがメイン
犬連れキャンパーが多いキャンプ場がオススメ。
なぜなら多少吠えても理解してくれる場合が多く、トラブルになりにくいからです。また飼い主の気持ちも楽です。
我が家もほぼ全員が犬連れのキャンプ場に行ったことがあります。
周りにも吠えている犬はいて、我が家の愛犬が少し吠えてもあまり気にならず快適に過ごすことができました。
もちろんどんなキャンプ場でも無駄吠えをすぐにやめさせることは必須です。
犬連れが多いキャンプ場
- ドッグラン付きのキャンプ場
- 犬連れ専用、柵付きサイトがある
- ドッグフレンドリーなキャンプ場
2、ドッグラン付きキャンプ場
キャンプ場内にドッグランがあると、昼間に遊ばせることができるのでオススメ。
夜に興奮してなかなか寝てくれない時にドッグランで少し遊ばせるとぐっすり寝てくれることもあります。
3、人が少ない時期やキャンプ場
なかなか見つけることが難しいですが、人が少ないキャンプ場もオススメ。
そもそも人が少ないと、トラブルになる確率も少ないからです。愛犬も興奮しにくいです。
また、フリーサイトであればできるだけ人が集まらない場所を選ぶこともマナー。
もちろんそのようなサイトは不便な場所にはなりますが、周りのことを考えるとしょうがないです。
まとめ|吠える愛犬には対策をしてキャンプを楽しもう!
犬連れキャンプは常に周りに迷惑をかける可能性があることを意識しましょう。
どうしても無駄吠えを止められない場合は、しつけができたあとや落ち着いた年齢になってから行くようにしましょう。
(執筆者紹介)
神 貴徳(公認オートキャンプ指導者インストラクター)
- 愛犬とキャンプ、登山を楽しんでいます
- キャンプ歴4年、年間20~30泊
- 犬連れキャンプを楽しむブログ「Wan Green」を運営(https://wan-green.com/)
- インスタグラムhttps://www.instagram.com/wangreen_dogcamping/