キャンプでの過ごし方や楽しみ方は人それぞれですよね。また、キャンプの過ごし方の中にも様々なコンテンツがありますが、今回はキャンプの楽しみ方のひとつであるSUPについてご紹介いたします。近年、夏のキャンプはSUPがないと楽しめない！と言う方も増えたのではないのでしょうか。夏キャンプを楽しく涼しく過ごすのにSUPは必需品になっているかもしれません。
＜SUPのはじめ方（はじめの一歩）＞
はじめに、SUPとは「Stand Up Paddle」の略で、「Stand Up＝立つ」「Paddle＝漕ぐ」、その名の通り、ボードの上に立ちバランスを取りながらパドルを使って水面を漕ぎ進むことが一般的な楽しみ方。発祥は1960年代にハワイで生まれたと言われています。SUPを使用しての楽しみ方にも、「クルージング」「波乗り」「釣り」「ヨガ」や、「海」「湖」「川」など様々なウォーターフィールドで楽しむことができます。その中でも、一番ポピュラーな楽しみ方と言えば、波などがなく穏やかな水面でのんびり楽しむクルージングではないでしょうか。
＜SUPの楽しさ、醍醐味＞
まずは、誰でも手軽に始められることです。多少個人差はありますが、初心者の方でも、直ぐに乗りこなすことができるでしょう。
一番の楽しさは水の上を歩く感覚が得られることでしょうか。よく、水上を散歩すると言う方もいますが、まさしくその感覚なんです。また、自然と一体となれる感覚があり、普段では味わえない非日常を感じれるのも醍醐味のひとつです。それと、SUPで釣りを楽しむ方も増えております。海上では様々な魚を釣ることもできるのでしょう。キャンプの食材確保に楽しむ方も多いのではないのでしょうか。
私の一番の楽しみは、こども達と一緒にクルージングをすることです。キャンプでこどもと一緒に遊ぶこと、SUPを通じて冒険をさせること、こどものなかで何か新しい発見をすることなどに繋がります。
また、愛犬とクルージングされる方も多く見受けられますね。
＜SUPに必要な道具や準備＞
- インフレータブルSUPボード
(空気入れタイプ※他にハードタイプもある ) - パドル
(SUPでは1本のパドルを使用) - リーシュコード
(ボードと人を繋ぐ役割、ボードの流れ止め) - SUP対応の空気入れ
(専用の空気入れ) - ライフジャケット
(あなたの命を守ります) - 水着
(水アクティビティには必須) - マリンシューズ
(岩場などから足を守るため) - 帽子
(日差しや紫外線除け) - ラッシュガード
(夏場の日差しや紫外線除け)
＜SUPをする上での注意点、守べきマナーなど＞
SUPを自身のアクティビティに加えることは、アウトドアの楽しさの幅が広がり、普段では味わえない体験もできます。
しかし、自然を相手に楽しむ中にも危険はつきものです。たとえ、水面が穏やかであっても、急な天候の変化など常にコンディションリスクが存在します。
■風の変化にご注意
SUP（特にインフレータブルボード）は、はとても風に影響されやすいです。
風が強くなると向かい風に対しパドルすることは非常に困難になります。海では沖に向かう風向きでは沖に流され、場合によっては遭難になってしまい、湖であってもスタート地点へ戻るのが困難になります。風に対しては常に敏感になり、意識を高く持っておくことが必要です。
■ゲリラ豪雨にご注意
SUPは夏場に楽しむ方が多いと思います。夏場には、ゲリラ豪雨など急激な変化がつきものです。特に、川でのSUPは急激な増水やダムの放流に気をつけたいもの。
■ライフジャケットやライフベストは必ず着用
万が一の時にライフジャケットを着用しているだけで、生存率が84％、未着用の場合生存率が24％と言われております。自身の命を守るのはもちろんのこと、周りに迷惑をかけないことも意識しましょう。
■リーシュコードの着用
SUPを楽しんでいる時に、サップボードから落水することもあるでしょう。その勢いで、ボードが離れてしまう場合があります。その時に、リーシュコードを付けていなければ、場合によってはボードが流されてしまうかもしれません。また、自身の命を守ることはもちろんですが、他の人にボードがぶつかるリスクも減らせます。
＜SUP道具レンタルのあるキャンプ場など＞
など
(筆者紹介)
菊地 延（Instagram：@alohacondo）
JAC公認オートキャンプ指導者インストラクター
所属する団体の中でキャンプ事業を確立するために日々試行錯誤し尽力しています。また、個人でのキャンプイベントも開催もしております。キャンプギア販売の個人商店もやってます。