8人のキャンパーに聞いた!冬キャンプの快適な過ごし方やおすすめアイテム

2022年11月14日

こんにちは!キャンプ大好き、キャンプたけしです。

2022年10月29日〜30日に岐阜県の飯地高原自然テント村で開催されたイベント、「サーカス村」に参加してきました。このイベントは、テンマクデザインの人気テント「サーカス」ユーザーだけが参加できるファンイベントです。メーカー非公式ながら全国から集まったサーカスの数は、なんと54張!

今回は、当日集まったキャンパーさん達に”冬キャンプでの過ごし方”を伺いました。寒さが厳しくなる季節、皆さんがどんな対策を行っているかをご紹介します。

本格的な冬突入前に、是非チェックしてみてください!

※本記事は、テント内でのストーブ使用、火器使用を積極的に推奨するものではありません。使用は、自己責任のもと、メーカー推奨の正しい方法に従ってご使用下さい。もし火器を使用する場合は、十分な換気を行った上で、一酸化炭素チェッカーを複数台数設置するなど、最大限に対策を行って下さい。

■ストーブ

寒さ対策としてまず思い浮かぶのはストーブではないでしょうか。皆さん、様々なタイプのストーブを持参されていました!早速見ていきましょう。

サーカスTCDXを中心に、こだわりのアイテムが広がるたまちゃんさん。

使用ストーブは、トヨトミのGEAR MISSIONシリーズ、RAINBOWTYPEです。 暖房の効果はもちろんのこと、七色に光る炎の映り込みがとても綺麗なストーブですね!明るさもあり、暗い場所であれば間接照明的な使い方も期待できます。

続いて、とても調理のしやすそうなキッチン周りを展開されているキャンプ歴8年のかなやまさん。

使用ストーブは、フジカハイペットです。小型で使い勝手が良く、キャンパーの評価が高いストーブなのですが、人気すぎて生産が追いつかず新規の受注を停止しているほどです…!(2022年11月現在) 

天板にZULU GEARのWheel-Gを設置。熱を伝わりやすくすることによって、効率よくストーブ調理を行うことが出来ます。

続いて、自家製コーヒーの提供が参加者さん達に評判だったRyotaroさん。

コンパクトながら高火力、アルパカストーブをカスタムして使用されていました。ポイントは2点、ストーブファンと反射板です。

専用のストーブファンを天板に乗せて、温かい空気を効率よく循環させています。電源不要で、音も静か。各社から様々なタイプのファンが発売されているので要チェックです。

そして標準ではついていない反射板を設置することにより、前面に熱が行き渡り暖房効果を格段に向上させています! 

※純正部品ではないものは、場合によっては保証の対象外となる可能性があります。使用の際は自己責任でお願い致します。

■焚き火

薪を燃やして揺れ動く炎を楽しむ、焚き火。視覚効果以外にも、調理もできますしもちろん暖房効果もあります。冬は焚き火から離れたくないですよね。

筆者が利用しているのはこちらの焚き火台、サンゾー工務店のRODAN。非常に人気の焚き火台で、品薄状態が続いています…!

専用パーツを組み合わせて、用途に合わせて様々な形に進化する焚き火台です。今回は、左の焚き火で炎を育てつつ、右のせいろで焼売を蒸しています。

ちなみに会場となった飯地高原自然テント村では、薪のつめ放題を行っていました。これは助かる!

またキャンプ場には専用のファイヤーピットが設けられていて、巨大な焚き火が絶えず燃え続けていました。当然ですが火の大きさと暖かさは比例するので付近はとても暖かく、参加者さん達の憩いの場となっていました。

■カンガルースタイル

続いて、テント設営における防寒対策をご紹介します。こちらは、イベントでコーヒーの提供をされていたAnd-on Light Coffeeのお二人。

サーカス村なので当然テントはサーカスなのですが、何やら中に赤い物体が。

なんとテントの中にさらにテントが!このように大きめのテントの中に小型のテントを入れ、就寝用のスペースとして活用する事をカンガルースタイルと呼びます。カンガルーが、子供をお腹の中に入れている様子をなぞらえてのネーミングです。

テントにテントを入れることで二重の幕構造となり、外気の影響を受けにくく暖かくなります。また外と中の温度差を小さくすることにより、結露を防ぐのにも効果的です。

■コット

続いて就寝スペースの工夫をご紹介。まるで自宅のベッドのような安心感を生み出しているのは、またまた登場、かなやまさんのサイトです。

めくってみるとこのような構造になっています。コットで高さを出すことにより、冷たい地面から距離をおいて温度の低下を防ぐ効果が。そしてその上にマット、寝袋、タオルと続きます。マットは、コットの下の空間に注ぎ込む冷気の影響を和らげることができます。

■ポータブル電源、電気マット

こちらは、YouTuberとして活躍されているあちりつキャンプさん。ネイチャーアーツというブランドを展開していて、ウッドと真鍮を使ったオリジナルギアが大変人気です。

小さなお子さんがいらっしゃるので、寒さ対策は万全にしたいところ。あちりつキャンプさんは、BLUETTIのポータブル電源を使って、電気マットを利用されていました。通常のマットの上へ敷くことにより地面の底冷えを遮断、ぽかぽかで快適なスペースの完成です。これならお子さんも安心ですね!

■寒さ対策を徹底して、快適な冬キャンプを!

サーカス村に参加した8人のキャンパーさんの寒さ対策をお届けしました。皆さん快適な冬キャンプにするために様々な工夫を凝らしていましたね。

冬のキャンプは空気が澄んでいて夜景や星空がきれい、そして夏に比べれば人も少なく、虫もいません。しっかりと防寒対策を行って、最高の冬キャンプをお楽しみ下さい!


執筆:キャンプたけし