秋晴れの9月24日・25日、花博記念公園 鶴見緑地「パーゴラ広場・大芝生」にて、関西・近畿圏では初となる「アウトドアデイジャパン大阪 2022」が開催されました。
「アウトドアデイジャパン」 は、キャンプやアウトドアに関連した様々なコンテンツを、見て・触れて、その魅力を存分に体感できる国内最大級の “体験型・体感型” アウトドアイベント（HPより）で大変楽しみにしていました。
会場に向かうと30代前半～40代前半のファミリーが多く、木陰など思い思いの場所に小さなテントと椅子やテーブルを出し、ピクニック感覚で時間をかけてゆっくりと楽しんでいる様子が伺えました。アウトドアデイジャパンは入場無料のイベントでペットも同伴OKなので、愛犬と一緒にイベントを楽しんでいる方もたくさんおられました。
会場に入ってまず目に飛び込んできたのは「大芝生」広場に設置された各メーカーの「テント」。会場が芝生広場であるため「ペグ」を打ち込んだ各テントを見ていると、さながら「キャンプ場」のようにも見えてきます。店舗では試し張りできない大型テントやオンライン販売がメインのテントに触れて、大きさや使用感など実感できました。また、テント内に椅子やテーブルが設置され実際の使用感が分かるように工夫もされていました。
ソロキャンプに特化したものやファミリー向きのものまで、メーカーさんの説明を聴きながら品定めをしている方や多かったです。
広場の中心部には「キャンプギア」のブースがあり、各メーカーこだわりのグッズが展示されていました。個人的には焚火やランプ関連グッズに興味がありましたが、どの商品もデザインや使いやすそうなアイテムがたくさんありました。
■ブースでは製品を使った体験イベント多数
その中、あるブースで薪割体験があり、初めて斧を使い薪割している子供の様子を見ていたお父さんが、自分もやりたいのか思わず手が出てしまう微笑ましい光景もありました。
また、他メーカーでは「トランクカーゴ収納タイムアタック」があり時間内に用意された様々なボックスをトランクに収め、キッチリと蓋が閉まればOK！景品をゲットできるイベントですが、トライするもなかなか難しい様でした。
広い会場でじっくり各ブースを見ていると時間もかかりお腹もすいてきます。
キッチンカーも5台出店しておりカレーやピザなどテイクアウトし、各ピクニックテントに持ち込んで昼食をとり一服してファミリーも多かったです。
「大芝生」の奥に「パーゴラ広場」がありそこには「グッズ」「フィールド」「メディア」等、いろんな情報がいっぱい。中でも「じゃんけん大会」でキャンプ場の無料券がゲットできるブースでは長蛇の列が続いていました。
また、広場の真ん中にカヤックがおいてあり「VRでシーカヤック体験」ができるブースがあり、VRゴーグルをつけシーカヤック乗り込みパドルを動かせば、伊勢の海をパドリングしている気分になれます。こんなところでカヤック体験出来るのもこのイベントの醍醐味。でも少し船酔いの気分になってしまいました。
■自動車メーカーの同乗体験も
「パーゴラ広場」と「大芝生」に挟まれた「けやき通り」には、「車」「自転車」のブースがあり、今流行り「軽キャン」の内覧にはファミリーが列を作っていました。また、大手メーカーの車中泊仕様車や木製トレーラーなど車好きにはたまらない展示でした。その中で、駐車場の一角を使って運転支援システムの同乗体験があり体験することにしました。日頃使用している車両にも搭載していますが、実際に作動させることは殆どありません。クリーク走行でも緊急停止するとショックの大きさにビックリ！シートベルトが肩に食い込むほど！でも確実に停止することを確認しました。
そのブース横には「傾斜45度登板体験」がありチャレンジしてみました。20度・30度と進み45度登板時には前方の窓からは空しか見えず登板レーンが見えなくなった瞬間はそのまま落ちてしまうのかと思ったほど。45度の傾斜は想像以上の重力がかかる事が分かりまた。車とタイヤの性能に改めて感心させられました。
同じ区画には、子供たちがハーネスを付けフォレストアドベンチャーのコース体験をしていました。中には高さに怯え泣き出す子も…。クライミング体験では子供に交じってお父さんお母さんがチャレンジしていましたが子供の方が早く登っていくように見えました。
ブース数が66（キッチンカー含）もあり、誰もが知っているメジャーメーカーから、今注目のガレージブランドを展開する新興メーカーはもちろん、キャンプ場・メディアも出展されており、一日かけてブースを見たり体験したりして、皆さん楽しそうにone day campを楽しんでいるようでした。
後日、24日（土）24,031人・25日（日）28,862人、二日間合計 52,893人の来場者発表があり、来場者数からもアウトドアブームが実感できます。
来場されたファミリーが子育てを終わってもアウトドアに興味を持ち続け、子供たちが大人になってもキャンプを楽しむ…。そんなイメージを持つことが出来るイベントであったと思えます！
(取材・執筆)
久保雅弘（JAC公認オートキャンプ指導者インストラクター）
日本オートキャンプ協会 近畿支部 JAC近畿 理事
大阪オートキャンプ協会 運営委員