今回、日本オートキャンプ協会事務局がお邪魔したのは、2026年発売予定の最新アウトドアギアが集まる「2026春夏アウトドア合同展示会」。毎年多くのバイヤーやメディアが訪れる注目の展示会です。
数多くのメーカーが出展するなか、当協会の団体会員様も数多く出展。その中でも注目のアイテムをいくつかご紹介します。
注目アイテム「NITECORE」

アウトドア向けLEDライトブランド「NITECORE(ナイトコア)」が、日本市場に新たに登場しました。
これまでにも数多くの小型LEDライトが発売されていますが、NITECOREのライトはその中でも特に「軽さ」と「明るさ」に優れているのが特徴です。

さらに、海外では警察や軍隊などの法執行機関や専門機関にも採用されており、信頼性の高いブランドとして知られています。実際、NITECOREのタクティカルタイプのフラッシュライトは、世界中の警察や軍関係者の定番として使われてきた歴史もあります。

持ち運びに負担にならないコンパクトなボディながら、アウトドアや非常時に十分頼れる高い光量を確保。
キャンプや登山はもちろん、トレランなど少しでも軽くしたいというときや、日常使いでも活躍する高性能で信頼の高いLEDライトとして注目されています。

展示会でひと際注目を集めたのが、ポケットにもキーリングにもすっぽり収まる超小型LEDライト「TINI3」。本体サイズは約47.2×25.4×14.0mm、重さは約20gと驚きの計量設計です。

それだけではありません。最大600ルーメン(前モデル比+20%)という高出力に加え、最大照射距離や約90m。しかも、3段階の色温度(暖色3000K/ニュートラル4500K/クール6500K)と、5段階の明るさ設定が可能で、さまざまなシーンに対応できます。

最大の注目ポイントは、有機ELディスプレイによるリアルタイム情報表示。バッテリー残量やルーメンごとの持ち時間、明るさレベルなどをひとめで確認でき、非常時にも安心の設計。とても小さいのに機能が豊富で、ついつい欲しくなってしまいますね。

バッテリーは内蔵の330mAh Li-ion。最大85時間の連続店頭が可能で、USB-Cによる急速充電(約1.5時間で満充電)にも対応します。さらにIP54の防水・防塵性能と2mまでの耐衝撃性で、アウトドアにもぴったりの強い耐久性を備えています。
開き方で高さが変わる「ハイ&ロースツール」|ハイマウント

次に紹介するのはハイマウントのオリジナルチェア「ハイ&ロースツール」。チェアはパタンと折りたたむ方式ですが、開く方向を変えるだけで、チェアの高さが変わるというユニークなチェアです。

高さはハイで51.5cm、ローで44.0cm。大人が座るとちょうどいい高さですが、子どもが座るには少し高くて不便……。そんなちょっとした困りごとも、これなら解決できますね。
ほかにも、いつものチェアのオットマンとしてプラスするのもよさそうです。

ハイマウントからは他にも、定番人気のキューバサンドメーカーがフッ素不使用のセラコート版として新登場。くっつきにくさや使いやすさはそのままに、環境にも配慮したアイテムになりました。
トイレに見えない携帯トイレ「NATURE LOO(ネイチャールー)」

次にご紹介するのは、携帯トイレ。といっても、ナチュラルなデザインでトイレには全然見えない携帯トイレ「NATURE LOO(ネイチャールー)」です。環境省国立公園オフィシャルパートナー企業として、携帯トイレの啓発などを行う「総合サービス」が製造元。

セット内容は、便袋、ポケットティッシュ、クラフトチャック袋となっています。袋から中身を取り出すと便袋の中に、犬のトイレシートのような凝固剤不要のシートがすでにセットされていて、自分で広げる必要がありません。

さらに驚いたのが、このシートの裏面吸収。
「犬用トイレシートで代用できそう」と思われがちですが、犬用シートは裏がビニールで覆われているため、裏から吸収されず、結果的にベチャッとなりがち。
その点、この製品なら裏面からも吸収してくれるので、そうした心配がありません。ちなみに吸収量は約1リットルと言われており、大人1~3回分の吸水力があります。
品質・使い勝手ともに確かな携帯トイレ「ネイチャールー」。なによりも「いかにも携帯トイレ」という感じじゃないのがいいですよね。テントから出たくない深夜に催したとき…もしかしたら役に立つかもしれません。
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キャプテンスタッグ50周年記念アイテムが続々登場!

さて、我らが鹿番長「キャプテンスタッグ」は、なんと来年50周年!
結婚50周年を祝う「金婚式」になぞらえて、今回は “ゴールデンアニバーサリー” をテーマにした特別なアイテムがずらりと登場しました。

人気のブラックシリーズにゴールドを差し込んだ“黒金仕様”は、まさに高級感と遊び心の融合。昭和世代には響く「ゴールデンハンマー」や、黒と金のコントラストが映えるファイアグリル、脚をゴールドに彩ったテーブル、金の刺しゅう入りケースと組み合わせたオイルランタンセットなど、思わず手に取りたくなる限定感たっぷりのラインアップです。

さらに、当時のデザインをあしらったTシャツや、50周年法被をまとった“鹿番長”ぬいぐるみまで登場!

そして極めつけは、細部にまでゴールドを散りばめた電動自転車……金のリムが輝きを放ち、見るだけで心が躍ります。ぜひぜひ2026年は、キャプテンスタッグ50周年記念アイテムにご注目くださいね。
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チタンの端材から生まれたUL五徳「山徳」|ベルモント

チタンの端材から生まれたサステナブルなアイテム「山徳」。

使わないときはアルコールストーブの中にすっぽり収納できるほど小さい五徳です。

アルコールストーブはもちろん、シェラカップの縁にサッと引っかけて使えるのがこのギアの面白さ。しかも、引っかける向きを変えるだけで、大小さまざまな鍋やカップにフィットするという芸の細かさは、まさに“ベルモントクオリティ”。

さらにうれしいのは、単品でもリフター代わりとして使えること。

余計な道具を減らしたいUL派にとっては、こうしたマルチユースな工夫こそがグッとくるポイントですね。
チタンクッカーのデメリットを見事カバーしたアルミ溶射のチタントレールクッカー|ベルモント

チタン製クッカーといえば、その軽さゆえにUL派や荷物をできるだけ軽くしたい登山・キャンパーにとって欠かせない存在。しかし一方で、熱伝導率が低く調理にムラが出やすいという弱点がありました。

そのデメリットを見事に解消したのが、今回新登場のアルミ溶射加工を施した「トレールクッカー」です。クッカーの底面に特殊技術でアルミを吹き付けることで、熱効率を大幅にアップ。目玉焼きも焦げ付きにくく、炊飯も手軽に美味しく仕上がるといいます。

軽量性と調理性能を両立したこの新クッカー、今後は「チタン製=湯沸かし専用」というイメージを覆し、キャンプや登山での出番がますます広がりそうです。

ベルモントからは他にも、キャンプや登山で活躍するたった9gのポットリフター。

大人気、ベルモントのお箸から30cmの菜箸としても使える「フィールドスティック30」。

熱伝導率のいい銅製のハンドルレスシェラカップ「コッパーネストカップ」などなど、たくさんのアイテムが登場します。
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フィールドに持ち出す日が待ち遠しい!

新しいギアとの出会いは、次のキャンプを思い描くだけでワクワクさせてくれます。
今回の展示会で見つけたアイテムたちも、きっと皆さんのアウトドアライフをもっと快適で楽しいものにしてくれるはず。発売はもう少しだけ先ですが、ぜひお楽しみに!
次回のキャンプにどんなギアを持ち出すか、今から考えるのも楽しみですね。