23年秋 カナダメープル街道キャンプ旅行②

2024年9月6日

昨年の米国ワシントン州キャンプ旅行に引き続き、今年は第2の故郷カナダ東部のメープル街道を黄葉を追ってキャンプ旅行することにした。
今回は前回【準備〜1日目】の続きとなり、【2日目〜4日目】の旅程を紹介させていただきます。
前回の記事はこちらから

【前書き】カナダには1994年から5年間家族でトロントに駐在しており、その間にキャンピングカーやテントトレーラーでカナダのほぼ全ての州をキャンプして廻った。その時は、まだフィルムカメラが主体であり、また、フィルム代をケチってネガで撮影していたため、残念ながら今日、作品として発表できるような写真がない。昨年3月に41年間勤めた会社を退職したあと、若い頃に廻ったキャンプ地を再度訪問して、今度はデジタルで作品として写真を残そうと昨年からその活動をスタート。カナダの観光地は、ほとんど廻っているが、基本は8月の夏休みを利用したもので、メープル街道を黄葉を追って、北から南に下ったことはなかったので、今回はとても楽しみ。

<2日目> Peggy’s Coveへ

お昼にCanaDream Halifaxでキャンピングカーをレンタル。今回はフォードベースのClassBで、22feet.。昨年借りたFiat Ducatoベースのものよりもひと回り大きい。内部は2人用で、キッチン、電子レンジ、トイレ・シャワー等フル装備。昨年の反省を踏まえ、電子レンジ付きを選んだ。事前にYouTubeで取説を見ていたので、説明もなく、すぐに出発。
まずは、スーパーに立ち寄り、1週間分程度の食料の買い出し。30年前と比較すると物価はずいぶん上がっている。朝食用を中心に1万円分を購入。キャンプ中は妻は料理をしないといっているので、夕食は外食になる予定。今回は電子レンジがあるので、どこかで冷凍食品を買い増す予定。

2時半ごろにのノヴァ・スコシア州の観光地Peggy’s Coveへ出発。距離は80キロほどなので、1時間半で到着。ちょっと大きな車で、左ハンドルなので、慎重に運転。周辺の森林に紅葉を期待したが、今一歩、色付きが悪い。すでに、ピークをすぎているのか、葉を落としている木々が見られる。

Peggy’s Coveでは、有名なPeggy’s Cove Lighthouseへ。ただ、観光客が多く、太陽も高すぎたので、一旦、キャンプ場にチェックインして、夕日と絡めた写真を撮るために出直すことに。

キャンプ場は、Peggy’s Coveからほど近いKing Neptune Campground。海に面していて、景色が良い。一泊で52ドル。

再び、夕陽と灯台の写真を撮るために、Peggy’s Coveへ。日没まで時間があったので、Peggy’s Coveにあるお土産物屋に併設されたレストランで夕食。Fish & Chipsとロブスターのクラブサンドイッチを注文。味はそこそこ。カナダサイズを忘れていて、ちょっと頼みすぎたため、持ち帰りパックに入れてもらう。

Peggy’s Cove Light Houseと夕陽の写真をたくさん撮影。なんとか観光客が入らないように、気長にタイミングを図る。最後は岩場まで降りて、何枚も夕陽と灯台のコラボ写真を撮影。

本日の走行距離:99キロ

<3日目> Prince Edward Island(PEI)へ

今日は、今回のカナダ旅行で妻が一番行きたがっていたP.E.I.(プリンス・エドワード島)へ向かう。朝6:45の暗いうちにキャンプ場を出て、300キロ弱の距離を走る。現地には11:30に到着。前回訪問した時には、青空と赤土のコントラストに圧倒されたが、今回の途中の風景は、曇り空の下で、農作物も刈り取られていて、時期ハズレのような印象。

まず向かったのが、「赤毛のアン」の代名詞である「グリーン・ゲーブルズ(緑の屋根の家)」。28年ぶりの訪問。前回の訪問時より、前庭にある木が大きくなっていて、妻はびっくりしていた。流石に一番の観光地なので、たくさんの人で賑わう。家を出て、「お化けの森」を散策していると、作家のモンゴメリーが暮らしたという「郵便局」に出た。

メインの「緑の屋根(Green Gables)の家」

ここで、今回初めての給油。ガソリン単価は日本とほぼ同じレベルだが、アメ車で大柄のキャンピングカーには、450キロ走行の80Lで1万4000円もかかってしまった。リッター5.6kmしか伸びない。明日は、ケベックシティまで900キロを予定しており、ガソリン代だけで3万円もかかりそう。

緑の屋根の家を出て、キャヴァンディシュ海岸に向かう。海の砂や石が赤いのにびっくり。その後、25キロほど離れたグリーンゲーブルス博物館に向かう。こちらの方が、観光客も少なく、実際にモンゴメリーが暮らした家をじっくり見ることができてよかった。

グリーンゲーブルス博物館

その後、港と農村がコンビネーションで見られる美しい風景が有名なフレンチリバーの写真を撮り、緑の家の近くのキャンプ場Marco Polo Campgroundに向かう。途中、早めの夕食をニューロンドンでとる。PEIに来たからにはロブスターディナーをと注文したが、なんと品切れ。がっかりしつつ、ロブスターのサンドイッチを頼む。妻は牡蠣。

明日は、早く起きて、ケベックシティに向かう。

<4日目> ケベックシティ

今日はPEIからケベックシティへの900キロの完全な移動日。10時間運転のしっぱなし。

どうも妻の風邪がうつったらしく、朝から体調不良。食欲もなし。そんな中で長時間の運転は苦行。幸い、妻が2時間に一度は運転をかわってくれたのでなんとか目的地に到着。

トランスカナダハイウェイの両サイドの黄葉を愛でる。

今日は、一眼カメラでの撮影はなし。

今日の宿泊地はKOA Quebec City。オールドタウンまで、車で20分ほどで観光の拠点としては良い。設備も充実。ただオールドタウンは狭いので大きなキャンピングカーは難しく、タクシーがオススメとのこと。

今日は早く寝て、明日からの本格的な黄葉撮影に望みたい。モントリオール北部の黄葉で有名なモントとレンブランを訪問予定

(次回は旅の中盤5日目からお伝えします。 次回へ続きます)


(執筆)
大谷裕幸(JAC公認オートキャンプ指導者インストラクター)
株式会社PROTEAN HIRO代表取締役

会社定年退職後に、1人会社を設立。
会社生活で培ったノウハつと趣味を仕事にキャンピングカーレンタル
(愛知名古屋守山でキャンピングカーレンタルするなら名古屋守山C.R.C. (japan-crc.com)
その他、カメラマン、業務改善コンサル、キャリアコンサルタント、英語・日本語講師等を行う
毎年、夏に海外キャンプ旅行を計画
自著:自身のカナダ・アラスカの旅行記