23年秋 カナダメープル街道キャンプ旅行③

2024年10月2日

昨年の米国ワシントン州キャンプ旅行に引き続き、今年は第2の故郷カナダ東部のメープル街道を黄葉を追ってキャンプ旅行することにした。
今回は前回【2日目〜4日目】の続きとなり、【5日目〜7日目】の旅程を紹介させていただきます。
前回の記事はこちらから

【前書き】カナダには1994年から5年間家族でトロントに駐在しており、その間にキャンピングカーやテントトレーラーでカナダのほぼ全ての州をキャンプして廻った。その時は、まだフィルムカメラが主体であり、また、フィルム代をケチってネガで撮影していたため、残念ながら今日、作品として発表できるような写真がない。昨年3月に41年間勤めた会社を退職したあと、若い頃に廻ったキャンプ地を再度訪問して、今度はデジタルで作品として写真を残そうと昨年からその活動をスタート。カナダの観光地は、ほとんど廻っているが、基本は8月の夏休みを利用したもので、メープル街道を黄葉を追って、北から南に下ったことはなかったので、今回はとても楽しみ。

<5日目> ケベックシティとモン・トランブラン

きょうは午前中にケベックシティを訪れ、午後、モントリオール北部のモン・トランブランへ移動。もともとは、ケベックシティはスルーする予定だったが、もしかしたら2度と訪れることがないのではと思い、定番のシャトードフロンティアクの前で妻と2ショット。

カナダは94年から5年間家族で住んでいたので、ケベックシティやモントリオールは何回か訪問。冬にスキーで訪れたこともあった。ずっと2人だけの濃密な旅の中で色々な思い出を語り合うのが楽しい。

今日は、軽めの移動だが、それでも450キロ。ケベックシティからモントリオール、モン・トランブランに向かう高速道はまさにメープル街道。ただ、残念ながら車をとめられないので、目に刻むしかない。
本来なら、もう少し早く現地に着いて夕暮れ時の紅葉を狙いたかったが、ケベックシティで時間を使ったので、間に合わず。明日の早朝に期待。

モン・トランブランは、バンフのような高級リゾート地。高級ホテルとブティックやレストランが立ち並ぶ。そんな場所なので、キャンプ場は見つからず、ホテルに泊まることにした。残念ながら、昨日からの体調不良がまだ続いていて、外食はできなかった。

<6日目> モン・トランブラン

今朝は、体調がまだ優れず、朝はホテルで長めの睡眠。その後、その後モン・トランブラン標高875m。メインは冬のスキー場だが、秋の黄葉で有名。ゴンドラで頂上を目指す他に、様々なトレイルがある。

今回は、グランプリ・オブ・カラーズというまさに黄葉トレッキングに出かける。やっと今回の旅の目的である黄葉をしっかり鑑賞することができた。見渡す限り、黄色・オレンジ・赤に染まったモザイク模様の木々が素晴らしい。

5年間カナダにいたが、この真っ盛りの黄葉をモン・トランブランで見たのは初めて。日本からのメープル街道ツアーの目的地でもあるようで、日本の旅行社のワッペンをつけた人も見かけた。

トレッキングは、体調が万全であれば全く問題がなかったはずだが、最近山登りにハマっている妻のペースについていけず、途中で引き返すことに。ただ、黄葉をしっかり愛でることができたので、大満足。
帰路には、バギーで登ってくる人とすれ違う。また、電動アシスト付きのマウンテンバイクも見かける。日本の山であれば、ちょっとひんしゅくをかいそうであるが、やはりここはカナダ。

麓まで降りて、ショッピング街で、留守番をしてくれている息子のためにRootsのTシャツを購入。スムージーを食べながら、駐車場へ。

今日の宿泊地は、Ottawa West KOAキャンプグラウンド。モン・トランブランでゆっくりしていたので、到着が19時となった。今日は洗濯をしようとしていたので、なんとかギリギリで間に合ったようだ。

明日は、大好きなオンタリオ州アルゴンキン州立公園に向かう。

<7日目> オンタリオ州アルゴンキン州立公園

今日は、トロント駐在時に何度も訪れたオンタリオ州のアルゴンキン州立公園に向かう。ここはトロントから北に約3時間であり、週末に訪れるのにちょうど良い。広大な敷地に、オートキャンプ場も15箇所ある。事前予約が必要で、日本で2箇所のキャンプ場を予約。金・土はすぐに一杯になる。また、大型のRV用のサイトは限られている。

朝は、のんびりと起き出し、KOAキャンプ場をチェックアウト。まずは、最後の買い出しに近隣のウォールマートに。残りの日数を計算しながら、慎重に買い物。また、日本へのお土産に、ハロウィーン用に用意されたチョコレートを購入。

昼には、アルゴンキン州立公園の東門に到着。今日の入場パスはすでに売り切れとのこと。私たちは事前に公園内のキャンプ場を予約してあったので問題なし。

最初に、ビジターセンターに立ち寄る。ここの建物の展望デッキからの眺めは絶景。それゆえ、観光バスが次々と入ってくる。

ビジターセンターの駐車場のピクニックテーブルで昼食を撮った後、今日の目的地であるルックアウトトレールに向かう。駐車場にRVは大きすぎて、ギリギリ止まれるぐらい。ルックアウトトレールは1周2.1キロと軽めのトレールだが、トレールの途中は、カナダらしい楓の黄葉の中を歩く。終着点にある展望台からの風景はまさに絶景。

この時期にしか見られない黄・オレンジ・赤の木々の絨毯が見渡す限り広がる。世界89カ国を廻ったが、この風景は私にとってナンバーワンの絶景である。今回の旅のおそらく最高得点を得られる風景である。何回もシャッターを切ったが、この光景を本当に忠実に捉えられたかはわからない。

今日の宿泊地は、アルゴンキン州立公園を走るハイウェイ60号のほぼ中間地点にあるミューレイクキャンプグラウンド。ここは、電気だけがフックアップできるサイト。周りを見回すと、大きなキャンプトレーラーとそれを牽引する大型ピックアップトラックが多い。これが、カナダの休日の過ごし方。

明日は、もう一泊アルゴンキン州立公園に宿泊するので、丸一日この場所で過ごすことができる。人気のトレッキングルートを回る予定。

(次回は旅の終盤8日目〜帰国をお伝えします。 次回へ続きます)


(執筆)
大谷裕幸(JAC公認オートキャンプ指導者インストラクター)
株式会社PROTEAN HIRO代表取締役

会社定年退職後に、1人会社を設立。
会社生活で培ったノウハつと趣味を仕事にキャンピングカーレンタル
(愛知名古屋守山でキャンピングカーレンタルするなら名古屋守山C.R.C. (japan-crc.com)
その他、カメラマン、業務改善コンサル、キャリアコンサルタント、英語・日本語講師等を行う
毎年、夏に海外キャンプ旅行を計画
自著:自身のカナダ・アラスカの旅行記