オートキャンプは、登山や釣りなどと同様に、外で遊ぶレジャーです。レジャーだからこそ、安全に楽しく過ごすということが大前提です。
このページでは、オートキャンプを安全に、楽しく過ごすための知識を紹介します。
服装は、一つ寒いシーズンの服装を用意する。
楽しいキャンプも服装を間違えると寒さや暑さを耐え忍ぶだけのものとなってしまいます。
キャンプ場は、山の中や標高の高い高原など、普段自分たちが生活しているところよりも、自然が厳しいところにあることが多いです。
では、どういった準備をすべきかというと「一つ寒いシーズンの服装」を用意するといいです。もし10月にキャンプへ行くのであれば、12月ごろの冬を想定していくということです。
「もう一枚」を忘れずに。
一説によると、標高が100m高くなると気温は0.6度低くなると言われています。
たくさん着込んで暑い場合は、脱げば温度調節できますが、寒い場合には上から羽織るものがない対策のしようがありません。
いつもの遠出よりも、1枚2枚、多めに準備するくらいの心持ちでキャンプに臨みましょう。
帽子は必須
夏の暑い時期に日差しを直接浴びてしまうと、熱中症や日射病のリスクが高まります。安全にキャンプを楽しむためには、帽子は必須アイテムです。
また、夏の暑い時期のみならず、秋冬の寒い時期のキャンプでは、ニット帽が大事な防寒具の一つになります。
春夏は日差しを防ぐためのもの、秋冬は防寒具の一つとして。キャンプのお供に帽子は忘れずに。
キャンプは、キャンプ場で
日本の国土の多くは森林ですが、好きなところで勝手にキャンプをしていいわけではありません。
一見すると、テントを設営できそうな場所であっても、そこは国有地や誰かの私有地であり、勝手にテントを張ることは違反行為です。
オートキャンプ場とは、キャンパーが安全に自然の中でキャンプができるように、管理・運営されている場所です。
トイレやゴミの問題、火の取り扱いなど人間の身勝手な行為で自然を破壊しないためにも、キャンプはキャンプ場で行いましょう。
キャンプ場での大きな事故1位は車の事故。
オートキャンプ場での大きな事故の要因の一つが「車」との接触事故です。車と子供、車と木や場内の看板などとの接触事故は、毎年起こっています。
キャンパーが運転する車は、大きな事故のもとになりますので、オートキャンプ場といえども小さな子供からは、決して目を離さないようにしましょう。
また、ドライバーは子どもたちが夢中になって遊んでいる場所で運転をするという緊張感をもってハンドルを握りましょう。キャン場内は徐行が原則です。
キャンプサイトに到着したら、チェックアウトや場外へ移動する場合以外は、極力車を動かさないというのも鉄則です。
荒天時などはスタッフの指示に従う
近年増えているゲリラ豪雨など、天気は常に変化しています。キャンプ場は、山の中や高原など、天気が変わりやすい場所にあることも多いです。
天気の急転、強風や大雨など、荒天時にはキャンプ場のスタッフの指示に従うようにしましょう。
台風が来ている場合などは、キャンプ場がキャンパーや従業員の安全を確保するために閉鎖することもありますので、キャンプをする当日まで天気予報を確認することを忘れずに。
不安な場合は、キャンプ場へ連絡をして、指示を仰ぐこともできますが、緊急の際には、自分でも判断をして避難することも頭の片隅にいれておきましょう。
オートキャンプは、レジャーです。安全第一で楽しみましょう。
キャンプ場での安全に関する知識の次は、キャンプ場でのマナーについて紹介します。