このページでは、キャンプ場でのマナーやルールについて紹介します。
「始めは誰もが初心者」です。知らないうちにマナー違反な行動をしてしまうことも仕方ありません。
しかし、予め知っていることでそれを防ぐこともできます。オートキャンプは自然の中で行いますので、自然に優しいキャンパーを目指しましょう。
キャンプ場の消灯時間
ほとんどのキャンプ場では、ランタンの灯りを消して静かに過ごす、就寝時間を設けています(「クワイエットタイム」という言い方をするところもあります)。
その時間帯はキャンプ場によって様々ですが、おおむね夜10時~翌朝7時ごろまでです。この時間帯に大きな声を出して話しているとマナー違反となりますので、気をつけましょう。
テントで寝泊まりをしてみるとわかるのですが、夜間のキャンプ場は、自分が想像している以上に声が響きます。
他のキャンパーの睡眠を奪うようなことがないように注意が必要です。
また、同じような理由で、音楽機器の使用を禁止しているキャンプ場もあります。
目安として、夜7時ごろには夕食を楽しみ、9時ごろには就寝の準備をし始めるくらいを心がけると夜10時の就寝時間に間に合います。
車の扉の音
夜、周囲のキャンパーが寝静まったキャンプ場で、意外と大きな音を立ててしまうのが、車のドアを閉める音です。
普段はあまり意識をすることのない車の扉の開け閉めですが、テントの中で眠るキャンプでは思いの外、その音が気になります。
実際にキャンプをしてみると感じるかと思いますが、テントと言っても布一枚を隔てているだけであって、ほとんど外にいるのと変わりありません。
静かになった朝・晩のキャンプ場では特に音が響くので車のドアの開閉には注意を。極力開け閉めは行わないようにするのが最適解です。
ゴミの分別はしっかりと
キャンプ場によって、普段自分が住んでいる場所とは、ゴミの分別方法が異なる場合があります。
例えば、ペットボトルを燃えるゴミで処理をするキャンプ場も実際に存在します。
ゴミの分別ルールについては、チェックインの際に受付で説明を受ける、もしくはチェックイン時に渡される注意事項内に記載がありますので、必ず確認をしましょう。
また、場所によっては「ゴミは持ち帰り」としているキャンプ場もありますので、気になる方は事前にキャンプ場のHPなどで確認をしましょう。
焚き火、炭の処理
薪を燃やし暖を取ったり、それを燃料にして調理を行ったり。キャンプの楽しみは何かとキャンパーに聞くと、「焚き火」と答える人も多いです。
原則、焚き火は焚火台を使って楽しみましょう。
地面の上に炉を組んで焚き火を行うことを直火といいますが、自然へのダメージや山火事への延焼、景観などを考慮して直火は禁止となっているキャンプ場が多いです。
また、焚火台を使用する場合でも、芝を燃やしてしまったり、地面を焦がしてしまったりすることのないように自然への配慮を常に心がけましょう。
薪を燃やし切った灰は、キャンプ場の灰捨場、もしくは完全に消化をして指定の分別に従って処理をしましょう。
人のサイトを横切らない
自分のテントを立てているキャンプサイトは、いわば期間限定の「庭」です。
他のキャンパーが設営しているキャンプサイトを横切る行為は、他人の庭に勝手にお邪魔している行為になってしまいます。
テントやタープなどのロープに足が引っかかる危険もありますし、他のキャンパーがのんびり過ごしているのを妨げることにもなりかねませんので、
テントサイトを横切る行為は行わないように注意しましょう。
炊事場はキレイに使いましょう。
キャンプ場内にある、炊事場やトイレ、シャワーなどは、キャンプ場を利用するキャンパー全員で使う共有スペースです。
炊事場では、自分で出した生ゴミをそのままにするのではなく、自分で処理をするようにしましょう。
みんなが気持ちよく施設を利用できるように、個々人がキレイに使うことを心がけましょう。
以上が、キャンプ場でみんなが楽しくキャンプをするために必要なキャンプ場でのマナーです。
あまり最初からマナーばかりを気にするのも窮屈な話になってしまいますが、知らず知らずのうちにマナー違反になってしまうとその場にいた人もあなたも不快な思いをしかねません。
これらのマナーに気をつけて、キャンプをたのしみましょう。