キャンプの必須アイテムであるテント。
低価格の商品から高価格の商品までありますが、そう頻繁に買い替えるアイテムではありません。使用状態が悪ければ、ハイエンドクラスのテントでも短命に終わってしまう事もありますが、扱い方によっては10年以上長くご使用する事もできます。
長く使用していると汚れも目立ち、また年数と共に生地の劣化や雨漏りをしてしまうことがあります。どうやって、お手入れをするべきか悩んだことはありませんか?
今回は、テントのメンテナンス方法のご紹介いたします。
■テントは、必ず干して乾かすことが大事!
お手入れの基本は、テントをしっかり乾かす事からはじまります。晴天に恵まれたキャンプであっても、朝露・夜露などでテントが濡れてしまいます。また、地面に接している部分は土や泥などで汚れています。この、濡れや汚れをそのまま放置していると、【カビ】の原因や【異臭】の元となり、テントの寿命を短くすることにもなります。テントを良い状態で保管しておくには、乾燥した状態を保つことです。キャンプから帰宅し時間がなく干せない場合は、次の週末になってしまっても必ず紫外線による生地の劣化を防ぐため、直射日光を避け、できるだけ日陰で干して乾かしてください。
※可能であれば、撤収する2時間ほど前からテントを広げて乾かします。
乾かす際のポイントは、風通しを良くし、パーツごとに別々に干しましょう。
■汚れを拭き取る!
汚れは放置すればするほど落ちにくくなります。
葉っぱなどがくっついている程度であれば、しっかりテントを乾かしてから手ではたけばが落ちると思いますが、土や泥汚れ、樹液や鳥の糞などの汚れがあった場合は、すぐに拭き取りましょう。
※軽く拭いても落とせない汚れは、中性洗剤を薄めた水を雑巾につけて汚れの箇所を優しくふき取りましょう。強く拭き取ると、テントの表面の防水コーティングを傷つけてしまう恐れがあるので注意してください。
■ポールやペグなどのアクセサリーもしっかりとお手入れを忘れずに!
テントのお手入れというと、テント本体やフライシートに注意が向きがちですが、アクセサリー(小物)のお手入れも重要です。ポールに土や石が入っている場合は、古い歯ブラシなどでこすって落としましょう。ペグに水分が残っていたり泥がそのまま付いていると、【錆】の原因にもなります。雑巾などでしっかりと拭き取りましょう。
■テントは、しっかりとシワなくキレイに畳む!
テントを適当に畳んでしまって、収納袋に入らない(泣)なんて経験ありませんか?しっかりとシワをなくしてキレイに畳むことによって、生地の劣化も防ぎ、収納袋にも納まりやすくなります。
■インナーテントの中もキレイにお掃除!
テントの中には砂ぼこりや枯れ葉、お菓子などの食べかす、虫の死骸などが知らずに入ってしまいます。そのままにしておくと生地を傷めることになるので、収納前はきちんと掃除しましょう。
小型テントは逆さまにして出入口からゴミを振るい落とすことができますが、大型テントの場合は持ち上げてひっくり返すことが難しいので、ホウキやチリトリで取り除きましょう。コロコロもオススメです。
■テントの正しい保管方法
高温多湿の場所は避け、必ず乾いた状態で保管をしましょう。収納袋のファスナーを少し開けておくのもポイントです。保管する場所の温度や湿度が変化すると【カビ】や【錆】が増える要因になり、高温の場所に長期保管しておくと、テントが変色してしまう恐れもあります。
せっかく気に入って買ったテントなのに、色合いが変わってしまったら・・・
必ず日が当たらない所を保管場所に選びましょう。
【番外編】雨の日の撤収は???
キャンプ最終日、雨が降っている・・・そんな経験ありませんか?
撤収時、雨が降っているとその場でお手入れができません。その際は、あらかじめ【大きめのビニール袋】用意しておくがポイント。濡れているテントは畳むのも大変で収納袋に入れづらいですよね?大きめのビニール袋などに入れて持ち帰り、自宅に帰った後、なるべく早くよく乾かして汚れを落としてください。
- 駐車場や庭など、テントを広げられるスペースがあれば設営して乾かす
- ベランダにテントの生地が重ならないように広げて乾かす
- 車の上にかぶせて乾かす
- ご自宅の浴室乾燥室を利用し乾かす
※自宅で乾かすことができない人は、テントのクリーニングサービスを利用するのもオススメです!
ogawaの直営店 【ogawa GRAND lodge】では、テントクリーニング.com様と提携させていただいております。
https://tent929.com/index
※注意:コインランドリーを使用して、テントを洗濯・乾燥させるのはNGです。生地は水を通さない為、それが原因でコインランドリーの機械を壊してしまう恐れがあります。コインランドリーは、衣類・寝具などの洗濯・乾燥を行う場所です。絶対に使用しないようにしましょう!
☆リペアの方法☆
テントに、もし穴が空いてしまったら・・・
穴が空いた場所にシールやステッカーのように、貼り付けるだけで簡単に修復ができる便利なアイテムもあります。ホームセンターやインターネットで購入できます。
穴の空いた状態で放置せず、早めにリペアをしましょう。
※ogawaでは、リペアクロスセット(補修布)やPVCリペアシートのご用意がございます。
(記事協力)
公認オートキャンプインストラクター
紫藤 裕二郎
キャンパルジャパン(株)勤務
直営第一号店店長を経験後、現在は卸しの営業を担当。
得意先様の、大手スポーツショップの社員・スタッフ研修も行う。
週末は、家族を連れてファミリーキャンプを楽しむ。愛用テントは、ogawaのロッジシェルターⅡ
☆直営店 新店OPEN情報☆
四国初の直営店「GRAND lodge 徳島」が2022年7月13日オープンいたします。
西日本地区最大面積のストア内は“ogawa ”の全ラインナップを体験できる中、コンセプトに基づいた展示、販売を行い、専門スタッフがハードからソフトまで、非日常であるキャンプをもっと身近なレジャーとしてご提案いたします。
- 住所: 〒770-0831 徳島県徳島市寺島本町西1-5 アミコ東館5F
- 電話番号: 088-602-7263
- 営業時間: 10:00~19:00
- 定 休 日: 年末年始
- アクセス: JR徳島駅 徒歩2分/施設駐車場有
☆直営 キャンプ場OPEN情報☆
フィールドで、ogawa を体感「ogawa GRAND lodge FIELD」が2022年7月下旬オープンいたします。
1914年創業の老舗アウトドアブランド「ogawa」のギアがリアルに体感できるキャンプフィールド。都市近県のキャンプ場で、ファミリーキャンプはもちろんソロキャンプやワーケーションなど、身も心にも安らぎを。さぁ、アーバンからフィールドへ。
- 住所:270-1465 千葉県柏市手賀1618
- アクセス案内:京葉道路 原木ICから車で約55分(約23km)常磐自動車道 柏ICから車で約35分(約22km)
- 駐車場:約20台(年内に60台まで拡張予定)
- 乗り入れ可能車両: 乗用車 / バイク
※キャンピングカー 乗り入れ不可
※車高が極端に低い車両はオートサイトへに乗り入れ不可
※車幅2mを超える大型車はオートサイトに乗り入れ不可(道幅が狭い為)