菜園で収穫キャンピングを楽しんできました。
先日、仕事関係の方から畑の収穫に行きませんかとお誘いがありました。主にご親戚が管理している家庭菜園でクルマが止められるし、水道もあるとのこと。喜んで参加させてもらうとともに、「バーベキューできますよ!」と、提案したところ、ぜひぜひと話がまとまり、収穫&バーベキューを楽しんできました。場所は埼玉県。ご親族が別荘代わりにされていたおうちに大きな庭が付いていて、そこに各種の野菜が植えられていました。家の中にキッチンもあるし、もし悪天候になったとしても、室内で食事できるというありがたいお話です。幸い、当日は好天だったので、デイキャンプよろしく、テーブルや調理セット、グリル、炭火を準備し、いよいよ収穫に取り掛かります。
家庭菜園といっても、かなり規模が大きく、作物の種類も豊富です。まずはジャガイモ。ショベルで粗く掘り返してから、手作業やスコップで取り出します。想像以上に土が柔らかくて、足が沈み込む感覚や、これくらいの深さに育つのか、など、いろんなことに感動。できるだけ丁寧に掘っているつもりでも、ショベルでジャガイモをザクっと切ってしまうなど、なかなか難しい。普段、市場に出回らないから知らなかったけれど、土の中のジャガイモの大きさはさまざまで、ホントに小さいものも一緒にたくさん出てきます。ほかにも、とうもろこし、茄子、スイカ、トマト、枝豆、ズッキーニなどを次々に収穫。同時に雑草も大量に抜いて、抜いて、もう汗だく。
お待ちかねのバーベキューは、事前にステーキや魚なども仕込んでおいて、野菜とともにいただきま〜す! いつものとおり、肉・魚は家を出る前にワイン、スライスしたガーリック、オリーブオイル、塩コショウ、ローズマリーとともラップで包んでおいたのが好評。早起きした甲斐がありました。太陽の下、収穫をしてタープも張らずの野天ダイニングだったので、いい色に日焼けもできて楽しい。帰りには持ちきれないほどの、ジャガイモととうもろこし、茄子をいただきました。店頭に並ぶ野菜ばかりを見ているだけでは忘れがちなことを再発見させてもらえた今回の体験。貸農園で野菜を育てている人の気持ちが理解できました。街の中で生活している人にとって、土に触れあう機会を持つことは大事ですね。
コラムニスト紹介:ビューティフルキャンピング(ペンネーム&活動名)
ファッション誌、ファッション広告を中心に編集・執筆を行う。2011年春から、キャンプ空間をスタイリッシュに演出する楽しみ方「ビューティフルキャンピング」を広めようと活動中。
http://beautifulcamping.net/
https://www.facebook.com/BeautifulCamping
(オートキャンプ 2019年9月号 『キャンプの作法』より転載)
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