レンタルキャンピングカーの現状とマナー
最近キャンプ場でキャンピンカーを見かける機会が増えているのではないでしょうか?
コロナ禍の今、仲間同士で借りる人が減って、家族で借りる人たちが増えています。車中泊をする場所も、キャンプ場に腰を据えて楽しむ人が多くなっています。コロナウイルスの影響を受けて、キャンピングカーも家族でキャンプ旅行を楽しむ人が増えたようです。
そんな状況ですが、レンタルしたキャンピングカーは無事に返して、気分良く旅を終えたいですね。そのために、レンタルで気をつけたい点をまとめてみました。
・ニオイを付けないように注意しましょう
レンタルキャンピングカーは「部屋」を貸しているので、車内にニオイが付くとお店の対応も大変です。車内調理で油が飛ぶ焼肉などはNGですが、カレーのようにニオイが強いものの車内調理は止めましょう。また、キャンプ場でのBBQで、開けていた窓から煙が入ってニオイが残るということもあるので、BBQの煙が車内へ入らないように注意が必要です。
・飛んだり跳ねたりは禁物
キャンピングカーに乗ると、子どもさんたちは大はしゃぎ。天井が高いのでシートの上で飛び跳ねたり、はてはテーブルや運転席の上にあるバンクベッドからシートめがけて飛びおりたり。気持ちはわかりますが、ケガをする危険もありますし、シートやテーブルを壊してしまいます。子どもさんのはしゃぎ過ぎには注意しましょう。
・ペットの乗車は決められた車両のみ
ペットと一緒に乗車するときは、必ず「ペット乗車可」としているキャンピングカーを借りて下さい。ペットが乗車するとニオイやトイレ、抜け毛、引っ掻きキズなどの問題が起きかねません。「ペット可」でない車両へ勝手にペットを乗車させると罰金の対象になります。
・バックは同乗者に見てもらいましょう
多くレンタルキャンピングカーにはバックカメラが装備されていますが、乗用車と違って背の高いキャンピングカーではカメラで見えない障害物にぶつかることがあります。後退時、同乗者がいるときには降りて後方を見てもらいましょう。同乗者の方も進んで後方確認に協力しましょう。
キャンピングカーには生活するための部屋があるので、普通のクルマでは起こらないようなことがおきます。次に借りる人も気持ちよく使えることを念頭において使いたいですね。
万一装備を壊してしまったら、お店の人に自己申告しましょう。気持ち良く使って、お店の人ともフレンドリーに別れるのが一番です。
(執筆者)
川田智志
レンタルキャンピングカーネットを運営するアイビル(株)の代表。
全国のキャンピングカーレンタル店でキャンピングカーを借りて、旅のレポートを掲載。
アイビル(株)
全国のキャンピングカーレンタル店約400店を掲載する「レンタルキャンピングカーネット」(https://rental-camper.jp/)を運営。キャンピングカースタイル(https://camping-cars.jp/)ではキャンピングカー情報を提供。