ミステリーキャンプ by mijinco~『女子キャンプ日記~1月号より』

2020年1月18日

あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします。これを書いているのはまだ2019年12月なので、先日行われたイベントのお話をします。先日、わたしが所属しているキャンプユニットmijinco(メンバー:こいし、サンダー、あかね)の10周年を記念したキャンプイベントを行いました。その名も「ミステリーキャンプ」。参加するまで何が行われるかわからない。正直主催者である自分たちでさえ、どうなるのかもわからない、そんなイベント。場所はハートランド朝霧。実はmijincoは8年ほど前に”BS旅ちゃんねる”でレギュラー番組を持っていまして、mijincoメンバーがいろんな場所でキャンプをするというゆるい内容でした。その撮影の1つとしてお世話になったハートランド朝霧さんを舞台にこのイベントを開催しました。富士山が見える牧場キャンプ場に集まったのは延べ150人ほど。それぞれの友達だったり、テレビを見てきてくれる人だったり、いろんな方々が集まり会場はちょうどいいぐらいの満員に。地方様々な場所から来た人たちが一同に集まってゆるい時間を過ごしました。一応、お買い物もちょびっとできるように(しかしほんとに無理がない範囲で)友人たちを呼んでお酒の販売や、道具の展示などをしたりしてもらいました。mijincoたちは、おソーメンを配ったり、BS旅ちゃんねるの放送を流したり、トークショーやフリマなどをしたり。しかしやはりメインはキャンプ。それぞれが自分たちのテント前で焚き火をしたりご飯を食べたりしながら、ちょこっとmijincoたちと遊んでもらうような感じのイベント(笑)。わたしは終始ふわふわしながらフリマをしたり、いろんな人たちとお話してました。ほんのちょっと「みんな楽しんでくれてるのだろうか…」と不安になったりもしてたんですが、最後の集合写真ではみんながめちゃくちゃ笑顔な様子を見て思わずじんときてたのは内緒です。

なんだかキャンプって不思議です。全然知らない場所から、全然違う年齢や立場の人たちも丸裸にしちゃう。大人になっていつのまにか着ていた「何者か」なんて一切キャンプには必要ないから、そんなものは脱ぎ捨てて、ただただ楽しいを一緒に共有するキャンプ。改めてキャンプの力を感じました。

最後に、mijincoにないようであるコンセプトがあります。それは「遊びきること」。大人でも子供でもどこに住んでても何も関係なく、好きな人たちと一緒に遊び尽くす人生を目指したい。自然のなかで遊ぶ大人たちがもっともっと増えるように、わたしももっともっと遊んでいきたい。そう思えたイベントでした。今年もいっぱい遊びつくすぞ!


コラムニスト紹介:こいしゆうか
ゆるいエ ッセイマンガなどを得意とする女子キャ ンプコーディネーター/イラストレーター

(オートキャンプ 2020年1月号 こいしゆうかの『女子キャンプ日記』より転載)
無断転載禁止 執筆者の許可を得て転載しているものです。


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