キャンプの忘れられない想い出 オートキャンプインストラクターからの寄稿

2021年1月11日

はじめてのキャンピングカー

初めてキャンピングカー(テントむし)を購入してからの日々が忘れられずにいます。

九州での納車にあたって、息子と飛行機で現地に伺い、九州から大阪までフェリーで移動、その後自宅まで高速道路を利用しました。
納車後に初めてやったのは家族との車内食事でした。
自宅前の駐車場で、ポップアップルーフを上げて天井を高くして、いつもよりは小さいテーブルで狭いかったのですが、
準備した食材を持ち込んで楽しく食事をしました。
子供たちが小さい時にはセカンドシート後ろの小さなスペースでも十分に遊ぶことができました。

しばらくオイル交換を失念していて、レッカー車でディーラーに入院したこともあります。
オイルフラッシングを複数重ねて、無事に復活。

子供が成長して大きくなると、家族のサイズと車のサイズが合わなくなってしまいます。
車を手放すときには涙を流しながら最後の晩餐を行い、次のオーナーに大事に使ってもらうんだよという気持ちで送り出しました。
山に川に海に雪に様々な場所で家族とともに歩んだ車でした。

今は2代目(MR)となっていますが、キャンピングカー使用の初心者として、いろいろな楽しさと学びをもらえたと思っています。

神奈川県在住 S.H氏より


沖縄 島巡りソロキャンプでの出来事

約30年前、沖縄の先島諸島を原付で巡り、島々のビーチでソロキャンプをしていました。
島民や観光客の迷惑にならない様、人目につかない場所を選んで、ひっそりとゆったりとした沖縄時間を楽しんでいました。
引き潮の時にアオサを摘んで岩で干したり、食べられそうな貝を拾い、毎晩夕飯で泡盛を呑みながら暮らしていました。
まさに毎日が楽園にいる心地でした。

そんな中、島々で問題が起こりました。
主役は若者のグループキャンプでした。島の展望台の様な東屋にブルーシートで目張りをして、数日間占拠していました。
夜はどんちゃん騒ぎ、昼間は水着で島中を闊歩し、島民のおばーやおじーからは、本当に迷惑していると聞かされました。
これは当時、いくつもの島で遭遇しました。島の景観や風紀を乱しており、私も歯がゆい思いを感じていました。
私だけでなく、当時、島という島にいた、バイクやチャリのソロキャンパー達と一緒に、同じ思いで過ごしていました。

数年後、先島諸島全ての海岸でキャンプ禁止になったと知りました。
本当にやるせない気持ちになり、改めてキャンプマナーの大切さを痛感しました。
それから20数年が経過し、未だに禁止されている事は言うまでもありません。

大阪府在住 K.A氏より