こいしゆうかのキャンプごと ~女子キャンプ日記 – 7月~

2020年7月14日

前回までの女子キャンプ日記はいったん終了。すこしタイトルを変えてリニューアルです。

10年ほど前から提唱してきた「女子キャンプ」。女子でも自立したキャンプスタイルが楽しいとメディアや、
こういった記事で書かせていただきましたが、女性がキャンプをすることが認知されてきたこともあって、
じゃあその次を考えていこうかという気持ちになりました。

 

しかし、また最近はコロナ渦の状況で、なかなか県外にも出にくくキャンプにも行けていません。
ただ、ちょうど県外にでていいというタイミングがあり、ひさしぶりに女子キャンプに加えてそのままソロキャンプをしてきたよ、というちょっとライトなお話。

 

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密を避けるため、車を3台に分けて、

そしていつもどおりの1人1つのテントという個食個泊スタイルでの女子キャンプ。

ある意味、ディスタンスがとられているので今の時代にぴったり。

タープ下にあつまれども多少の距離は保ってる状態。

 

蒸し暑い日だったので、

少しだけ川を見に行って、

あとは思い思いのごはんを作るだけ。

きゅうりを切って、バーニャカウダーだけでもおいしい。

味噌じゃなくてバーニャカウダーなのが女子っぽいのだろうか。

わたしは杉板で作るプランクBBQ。

 

ただ杉板のうえで焼くだけだから、最高に簡単でおいしい。

 

蒸し暑いから、炭火くらいでちょうどいい。

焚き火は夜までおあずけ。

バラバラと思うように過ごす。

わたしはひとりハンモックで寝ていたら、いつのまにか空が暗くなりはじめていた。

炭火料理とアルコールバーナー料理。

なぜかわたしたちはガスバーナーをあまり使用しない。

 

静かな静かな火の音が好き。

時間差で、なぜかひとりずつ焚き火に夢中になる。

 

これもディスタンスなのか。

 

のこぎりを片手にひとり焚き火に夢中になる。

 

スカートにのこぎりに焚き火、なんだかかっこよくて、とてもいいなぁなんてぼんやり思う。

翌日の朝。

 

みんなと一緒に帰るはずが、なんだかどうしても帰りたくなくなってしまって、

 

ひとり残ることにした。

からっと晴れて暑くなったので、

 

風が気持ちがいいから、みんなと一緒にいたリビングを少し変化させて、タープ泊にした。

 

明日は、午前中にネット会議があるから朝一起きて、それまでに帰ればいいかな。

 

なんて思いながら、今日の夜のための焚き火の枝拾いに出かけた。

 

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その日、近所の小さな温泉に行ったら、入る前に体温を測ってくれました。

キャンプもソーシャルディスタンスや、地域の人たちに迷惑をかけないように気をつけていかなければならないことはたくさんあります。

このグループキャンプのようで、一人ずつ独立したスタイルはある意味すごく今の時代に合ってるのかなとも感じました。

 

しかしながらまだまだ油断はなりません。

細心の注意を払いながら、少しずつキャンプに出かけて行けるようになったらいいなぁと思っています。


コラムニスト紹介:こいしゆうか
ゆるいエ ッセイマンガなどを得意とする女子キャ ンプコーディネーター/イラストレーター

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