新しい遊びと暮らしをキャンプから ~こいしゆうかのキャンプごと – 8月~

2020年8月11日

新しい遊びと暮らしをキャンプから

キャンプが空前のブームになっている。CMや特集などでキャンプを取り扱わられることが増えよく目にするようになってきた。
最近では、ソーシャルディスタンスの観点から「ソロキャンプ」だったり「おうちキャンプ」なんて言葉もトレンドとなってよく見かけるようになった。
漫画やアニメだけでなくキャンプをメインとしたテレビ番組でもよく見かけるようになった。
火がついたのはどこからだったのか。

①ユーチューブやSNS 数年前までキャンプって実際何をやっているのか行くまでよくわからない世界だったものが、一人の動画配信や、SNSなどでそれを簡単にスマホやPC上で知ることができるようになった。
また、芸人などのメジャーな人たちからの発信も大きい。

②アニメなどのメディア 「ゆるキャン」を筆頭にキャンプをとりあつかうメディアによってより広い層に興味をもたれる結果になった。

他にも、野外フェスやキャンプを中心としたイベントの増加やおしゃれなアウトドアメーカーが増えたなど要因はあるにしろ大きくいうと上記2つがここ2、3年のキャンプの流行を大きく変えたように思える。
(あくまでデータなどにもとづいたものではなく、個人的な印象)

従来のファミリーやグループで行われる「オートキャンプ」から女子キャンプ、ソロキャンプと広まり、今後どうなっていくのだろうとぼんやり思った。

わたしは、キャンプの過ごし方やスタイルは人の数ほどあると思っている。
そしてそのスタイルによって個性が生み出されるようにも感じる。

最近、SNSなどではテントで宿泊せずハンモックで寝る「ハンモックキャンプ」や、最軽量の道具で行く「 ULキャンプ」、キャンプ場の施設は最低限に、自分たちで作り上げる「ブッシュクラフトキャンプ」、などいろんなスタイルで楽しむ人たちが増えた。
また、キャンプだけじゃ飽き足らずカヤックや釣り、アクティビティに混ぜて遊ぶ人たちがより増えていくことも考えられる。

1990年代の第一次キャンプブームから考えると日本においてのキャンプの文化の歴史はまだ30年と実は浅い。
キャンプの過ごし方やスタイルは人の数ほどあるとしたら、新しいキャンプの楽しみ方、
もしくはキャンプから発見できる新しい暮らしなんてものも、まだまだ発掘できるような気がしている。


コラムニスト紹介:こいしゆうか
ゆるいエ ッセイマンガなどを得意とする女子キャ ンプコーディネーター/イラストレーター

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