サーフスケートがちょっといい〜こいしゆうかとキャンプごと12月〜

2021年12月12日

最近、仲間たちとハマってる遊びがある。

「サーフスケート」というものだ。

スケボーの一種なんだけども、オリンピックに出てくるようなトリックを決めるものではなくて、

アスファルトの上を波を切るように、くねくねと滑らせていくのがメインのスケボーだ。

時々、キャンプ場のアスファルトでインラインスケートで遊ぶこどもたちを見て、

大人もああいう遊びできないかなと思ったことがきっかけだった。

キャンプとスケボーの記事を企画することにした。

見た目もかわいいボードにテンションが上がる

誰かスケボーに詳しい人がいないかなぁと友人のツテでたどり着いたサーフスケートの師匠に教えられて

「誰でもはじめやすくて、乗りやすいよ」と言葉の通りに一時間ほど練習をしたら

(仕事仲間が)スイスイと乗れるようになっていた。

白馬の土手で滑る師匠

わたしはコケる恐怖がありつつ、勇気を出して乗ってみたら、案外乗れた。

思ったよりも板が広くて安定していたのがよかったのかもしれない。

夢中になって滑っていると、ふと空を見上げたとき白馬の山が目に入った。

白馬の山々

その景色が心にまっすぐ入ってきて

「あぁ…!この感じ、キャンプに似ている…!!!」と思った。

自然のなかで、たき火に夢中になったり、本に集中したときにふと入ってくる自然の気持ちよさ。

最近友人の言葉で、それは「マインドフルネス」に近いと気づいた。

「マインドフルネス」とは

心をまっさらに、そして心をまっすぐに見つめ直すようなことらしい。瞑想などでその状態を得られるそうだ。

キャンプや、アクティビティをしていると、

瞑想に近い状態になり、五感が研ぎ澄まさたときに

感じる自然のパワーがある。

そんな共通点にハッとさせられた。

何よりも簡単に始められて無我夢中になれる遊びに挑戦するのは久しぶりだ。

すぐに購入して、さっそく近所の土手などで練習をした。

東京の土手。スケボーができる場所は少ない

家にこもりがちな妹も「やってみたい!」と言ってついてきた。

そして楽しそうに滑っている。

妹はひさしぶりに土手に来たらしい。わたしはしょっちゅう散歩しているのに。

キャンプでもイベントでも、撮影前でも、

広いアスファルトがあればさっと滑って遊ぶ。

そんなふうに夢中になっていると、他の仲間たちも

「滑りたい!」と言って、サーフスケートにハマっていった。

無謀に砂利道で挑戦して派手に転ぶ人。子どもが見下ろしていた。

なぜか周りにサーフスケーターが増加していった。

奈良のイベントで遊ぶ人たち

キャンプ場で、大人たちがサーフスケートを通してわいわいとコミュニケーションをとっている。

キャンプの新しい遊びなのかもしれない、なんて思う。

みさきキャンプ場(sotosotodays ground)のレセプションキャンプ

先日、河口湖にあるキャンプ場のオープニングレセプションにて、仲間たちとキャンプに行った。

河口湖周りをぐるっと囲んだサイクリングロードが、目に入る。

テントの設営前に、日が暮れるまで滑り、

翌朝も、朝日とともに富士山に向かうようにボードを走らせた。

 富士山とサーフスケート

サーフスケートは、自然と街の中間にある遊びだ。

アスファルトがなければできないし、そこに気持ちがいい景色が広がるほうが滑っていて開放的な気持ちになれる。

そうして考えると、登山やサーフィンのアクティビティに比べて

キャンプも、自然と里の間にある遊びだとも言える。

スケボーとキャンプ、

この2つの遊びを組み合わせてみたら、

キャンプの遊びのフィールドが、広がった。


コラムニスト紹介:こいしゆうか
ゆるいエ ッセイマンガなどを得意とする女子キャ ンプコーディネーター/イラストレーター

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